2013年7月2日に「京ヶ倉」に登ってきました。
標高は990mだけど、ハシゴありロープあり。
わんこにとっては、今までで一番の冒険になりました。
今、生坂村でイチ押しの山歩きルートです。
こや城跡登山口
生坂村の国道19号線沿いにある「かあさん家」横の道を山に向かって行くと、こや城跡登山口に出ます。登山口の前は結構広くて、クルマ7〜8台は置けるでしょうか。資料によると、山頂までのコースタイムは1時間30分〜1時間40分。ぼちぼち行こか。
登り始めて17分後
最初は斜面に沿って比較的平坦な、だけど滑りやすい道でしたが、だんだん勾配がきつくなってきました。実は、登り始めてから最初の下りで「わんこ」が引っ張ったため滑って転びそうになり、転ばないように走ったらわんこも走り出して勢いがついて・・・。出だしでくじけるところでした。
ハシゴに遭遇
おおこば見晴らし台
登り始めて30分ほどで「おおこば見晴らし台」に到着しました。眼下に見えるのは犀川と生坂ダムです。川は蛇行して、独特の景観になっています。
ヒカゲツツジ
おおこば見晴らし台には、ヒカゲツツジがありました。といっても、花に疎い私が知るはずもなく、看板に書いてあったからわかったこと。この花目当てで登る人もいるそうです。
京ヶ倉方面の標識
里山は登山道以外の道もあり、結構迷いやすいもの。実際、富士尾山では1時間ほど迷いました。でも京ヶ倉はちゃんと標識が出ているので、迷う心配はありません。
「稜線 もうすぐ」の標識あり
登り始めて40分ほどのところに「稜線 もうすぐ」の標識がありました。樹林帯の中の登りが続いていたので、この案内にはホッとしました。大きな白い壁のような岩がありました。
ハシゴの前で
ハシゴに戸惑う「まろん」と「すもも」。道が途切れたように見えるんだろうか。先に登ると後から付いてきます。リードを持っているから来るしかないのだ。
京ヶ倉
稜線に出る手前で、目指す「京ヶ倉」が見えました。かなり急に見えます。わんこ連れなので、登りよりも下りが心配になってしまいました。
稜線の道
「巻き道」か「馬の背」か
山頂が近付いたところで「巻き道」か「馬の背」かの選択を迫られました。「馬の背」コースは、京ヶ倉の資料で必ず出てくる稜線歩きのハイライト。危険な場所ではわんこも慎重だろうし、登りなら大丈夫だろうと右側の「馬の背」を選択。
馬の背
「馬の背」には固定ロープあり
犀川
山頂手前の難所
山頂までの最後の岩場
京ヶ倉の頂上に到着
登り始めて1時間10分ほどで、京ヶ倉の頂上に到着しました。水分補給し、朝食のパンを分かち合い、ひと休み。もやっていて、北アルプス方面が見えなかったのが残念でした。
京ヶ倉から見た生坂ダム
大城
京ヶ倉から見た「大城」です。京ヶ倉からは縦走コースがありますが、道は厳しそう。戦国時代には山頂に山城があり、この縦走路は重要な戦略道路だったそうです。この日は縦走よりも「こや城跡」登山口から往復される方が多いようでした。
万平へ下り口
山頂でしばらく寛いだあと、下山開始。直下の急坂や馬の背も無事通り過ぎ、稜線のなだらかな道も終わって「万平へ下り口」へ到着しました。ここからは、樹林帯の中をゆっくり下山します。
犀川をのぞき込む「すもも」
おおこば見晴らし台で、崖の下をのぞきこんでいる「すもも」です。京ヶ倉から駐車場まで45分ほどかかりました。下山途中ですれ違ったのは、男性ばかり。今のところ里山に「山ガール」はいないようです。「わんこ」にとって、面白い山行だったかな?