はぜかけ稲のはぜかけ

美味しいお酒のご注文は、
「今宮屋酒店」さんへ

本店 〒349-01 埼玉県蓮田市黒浜3853-3
   Tel 048-768-7527
   Fax 048-769-3794
支店 〒349-01 埼玉県蓮田市西新宿2-99
   Tel 048-769-5127
   月曜定休

美味しいお酒はいかがですか?

「ぶたのしっぽ」では、実は、美味しいお酒を手頃な料金で飲むことができるんです。

良いお酒を手に入れるには、いい酒屋さんとのお付き合いが重要です。「ぶたのしっぽ」の協力者は、埼玉県蓮田市の「今宮屋酒店」さんです。「今宮屋酒店」さんは日本全国のおいしい地酒をプレミア無しで販売しています。蓮田市と言えば、全量純米酒の先駆け「神亀酒造」さんが有名。もちろん「ぶたのしっぽ」にも、「神亀酒造」さんのお酒がいつでもおいてあります。1999年2月には「今宮屋酒店」さんに案内していただいて、「神亀酒造」さんを見学することができました。造りの最中だったこともありますが、地元の人達に混じって住み込みの若い人が大勢汗を流して働いていました。小さいけれど、実に活気がみなぎっている酒蔵でした。一生懸命お酒を作っている人たちのいることを、飲む側も忘れてはいけないと、そのときつくづく思いました。「神亀酒造」さんのお酒は、それぞれがお米の主張をする、しっかりとした味のあるお酒だと思います。それだけに、一度飲むと病みつきになる、ほかのお酒を物足りなく感じさせる危ないお酒です。個人的には3年熟成の「ひこ孫」がおすすめです。

「今宮屋酒店」さんの協力で、日本酒の勉強会をしました。そこで最初に送っていただいたのが、新潟の「久須美酒造」さんの銘酒「亀の翁」の昭和63年、平成2年、平成5年物、それと特別純米酒、しぼりたて、酒の香地の6本。お酒の保存がすばらしく、熟成した日本酒と共にお酒自体の貴重さも加わって信じられないような時間を過ごすことができました。2度目は鳥取県「大谷酒造」さんの「鷹勇」。このときは、少々体調が悪くて思うように味わうことができませんでした。深く反省をしています。3度目は福岡県の「三井の寿」。すっきりした麗吟や吟醸に対して舟搾りや純米生酒の日本酒らしい濃厚な味わいは九州のお酒のイメージを変えるものでした。

今宮屋酒店さんの日本酒リストLinkIcon

「今宮屋酒店」さんで試飲させていただいた、自家製の梅酒や苺酒は実に美味しいものでした。梅酒は「白扇酒造」さんの「3年熟成本みりん」で、洗って切れ目を入れた梅を漬けたもの。苺酒は、鷹勇の純米に洗ったイチゴを漬けたものだそうです。「ぶたのしっぽ」でも試してみたところ、梅酒は漬けてから3年目くらい、苺酒は漬けてから3〜5日目くらいが飲み頃でした。お酒や味醂が良ければ、梅やイチゴをただ洗って入れるだけで、とても美味しくてすっきりした果実酒ができます。それに比べると、焼酎に氷砂糖を入れて造った果実酒はべたついた感じがします。
実は私、最初は味醂で梅酒が出来るなんて信じられなかったのです。でも、白扇の味醂をとりよせて味見して納得しました。イヤなエグ味が全く無い、上品な甘い味です。江戸時代には味醂は寝酒としてよく飲まれていたそうですが、それもわかる気がしました。
もちろん、ツユやタレに使えば、それまでと全く違う美味しいものが出来ること間違い無し。どうぞみなさんも試してみてください。

神亀酒造の小川原専務から、貴重なお酒をいただきました。
右手前は、大古酒の昭和54年(本醸造)・56年・57年の3本。古酒が好きな私にとっては涙物。常温保存が信じられません。味は、まるで老酒の様でした。奥のブルーの瓶は3年熟成「ひこ孫」の槽口・発泡・濁り酒の上澄みです。マイナス10℃で熟成されていたから、栓を抜いても吹き上がらず、すぐ上澄みを飲むことが出来ました。
試飲美味しいお酒を試飲させていただきました

神亀酒造さんを訪ねて

1999年2月9日に、日帰りで「今宮屋酒店」さんと「神亀酒造」さんに行ってきました。2月は、お酒の仕込みの真最中。「神亀酒造」さんでは、蔵で働く人たちみんなが、とても真剣な表情で働いていました。その上、初めて会った蔵の人たちが、私たちに(きっと、邪魔だった)明るく、気持ち良く「こんにちは!」と、声をかけてくれたのです。とても、感激しました。毎日朝早くから働いて疲れているだろうに、嫌な顔もせずに挨拶するなんて、なかなか出来ることではありません。それから、20才代の若い人が多く働いていました。これも、蔵から活気が感じられる要因かもしれません。忙しい中、案内してくれた、「今宮屋酒店」さんと「神亀酒造」の方々、本当にありがとうございました。

蒸米(じょうまい)

洗米の終った大吟醸用のお米を、クレーンで吊上げて、大きな蒸し器(こしき)に入れているところです。神亀酒造は、造りの全量が純米酒。アルコールが添加されたお酒を造っていません。
蒸米蒸米

麹(こうじ)づくり

温度・湿度が細かく管理された麹室の中。蒸し米に種麹をかけて麹菌を増やしています。神亀酒造では、酒造りに使う麹を全部ここで作っています。
麹切り返しを終えた麹に毛布をかけて保温

酒母(しゅぼ)造り

酒母タンクで酵母を培養しています。泡が立ってきて、液面が上がってきています。
酒母

醪(もろみ)の仕込み

2階の床に開いている穴から下をのぞき込むと、醪タンクの口が見えます。ここで数回に分けて、酒母に麹と蒸し米と水が加えられ、麹による糖化と酒母タンクで作られた酵母によるアルコール発酵を繰り返します。
醪タンク醪の仕込みタンク

神亀マーク?

タンクにかけてあるブルーシートにも、神亀酒造のマーク入り。
神亀マークかわいいかも

仕込み

たくさん並んでいるタンク。この中で、発酵が行われています。
仕込みタンク仕込みタンク

上槽(じょうそう)

この機械は、醪を搾るための、槽(ふね)です。ここに酒袋を重ねてから醪を入れて搾ります。お酒を搾った後は、袋の中に酒粕が残ります。
槽いつか、搾りの日に行ってみたいもの

火入れ・瓶詰め

大きな瞬間湯沸かし器のような機械でお酒に火入れをし、次の機械で瓶詰めをします。
火入れこの機械の中に細いパイプが通っていて、通過する間に火入れがされます。
瓶詰め火入れされたお酒は、ここで瓶詰めされます。

コンテナ

マイナス10℃に管理されたコンテナ。元々は船舶用のものだそうです。「生」「槽口」「大吟醸」などは、この中。
コンテナ後ろ姿は、同行した蕎麦職人の矢野口さん

今宮屋酒店さん

今宮屋酒店の支店の奥にある日本酒コーナー。銘酒に囲まれて、今宮屋酒店の西山さんと話をする道村さん(左)の顔もついつい、ほころんでしまっています。西山さんは神亀の売りの親と呼ばれています。
今宮屋酒店同行した道村さん(左)と西山さん